最終更新日 2026年10月29日 by anielm
こんにちは、ヘアケア系のライターをしている村井です。
理容師を15年やっていて、自分も頭頂部に部分かつらを使って7年目になります。
カツラを調べ始めると、まず値段の幅に戸惑います。
数万円の商品があるかと思えば、大手では数十万円の見積もりが出ることもあります。
ただ、元理容師として製品を見比べてきた今は、値段の差が出るところはだいたい決まっていると考えています。
カツラの値段は数千円から数十万円まで幅がある
国立がん研究センターのがん情報サービス「アピアランスケア」では、ウィッグの価格は数千円から数十万円まで幅があると説明しています。
同じページには、高額だから自分に合った自然な仕上がりになるとは限らない、とも書かれています。
値段の差が出るところ
東京大学医学部附属病院のがん相談支援センターがまとめた外見ケアQ&A集では、人毛か人工毛か、既製品かオーダーメイドかで価格が大きく変わるとしています。
僕の経験からは、ここに大きさと買ったあとの費用も加えたいところです。
- 毛の素材(人毛、人工毛、両方を混ぜたミックス)
- 既製品か、頭の型を取って作るオーダーメイドか
- 部分用か、頭全体を覆う全頭用か
- カット、洗浄、修理など買ったあとにかかる費用
「安い=粗悪」とは限らない
大きさで値段が変わる例として、インクリーズヘアーの公式FAQの価格が分かりやすいです。
| 種類 | 価格 |
|---|---|
| 縦23cm×横23cmまでの部分カツラ | 68,200円(税込) |
| 規定サイズを超えるもの・全頭カツラ | 143,000円 |
同社のFAQによれば、68,200円のほうも型を取って作るオーダーメイドです。
毛は人毛、人工毛、ミックスから選べ、白髪の量なども合わせて作るそうです。
つまりこの価格は手抜きで実現しているわけではありません。
対象を一般的な男性型の薄毛に合う大きさに絞ることで抑えている、と読むのが自然です。
薄毛の範囲が頭頂部や生え際に限られている人なら、まずこうした部分用のオーダーから検討する価値はあります。
製品の種類や修理メニューの料金は、インクリーズヘアーのオーダーカツラを紹介しているページで確認できます。
なお、オーダー品は届いてから作り直すのが難しいので、毛量や色の指定は注文前によく確認しておきましょう。
本体価格だけで比べると見誤る
東京都消費生活総合センターのかつらに関する消費者注意情報には、「購入後もメンテナンス費用がかかる」「予備などの理由で次々に勧められた」といった相談が並んでいます。
カツラは一度買えば終わりではありません。
自毛のカット、製品の洗浄、抜けた毛の補修と、使い続けるかぎりお金がかかります。
僕が見積もりを取るときは、本体価格に加えて次の点を必ず聞いています。
- 1回のメンテナンスにいくらかかるか
- 修理の料金表があるか
- 予備を持つべきか、それは何年目からか
まとめ
カツラの値段の差は、毛の素材、既製品かオーダーか、大きさ、買ったあとの費用で決まります。
高ければ安心というわけでもなく、安ければ失敗するというわけでもありません。
自分の薄毛の範囲と、どこまで手入れに通えるかを先に整理してから、見積もりを比べてみてください。


